白い点線で囲った細胞が粒子を取り込んだ細胞.(a)細胞質の赤色蛍光像と明視野像の重な合わせ.(b)細胞質の赤色蛍光像と粒子の緑色蛍光像の重な合わせ.
レーザ走査型共焦点蛍光顕微鏡で、粒子の細胞内移行や細胞内輸送経路の観察を行っています。これまでの研究で、マイクロサイズの粒子であっても、細胞に静電吸するような粒子は、直接透過@とファゴサイトーシスEで細胞内移行するし、生体適合性の高い高分子でコートすると、直接透過@の経路は無くなり、マクロピノサイトーシスDが主な細胞内移行経路になることが分かりました。粒径を小さくすると、直接透過@で細胞内移行する割合が増えていくし、細胞内移行経路もサイズで異なることが分かってきました。さらに、粒子を細胞に与えている時間でも、細胞内移行経路が異なることが分かり、その原因を探っています。