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現在は離散幾何解析学(ばらばらな対象を幾何のアイディアを用いて解析する理論)の研究を行っているが,微分幾何学,大域解析学,力学系,組合せ論,作用素環,数理物理学など,数理科学全般に興味を持っている.離散幾何解析学では,コミュニケーション・ネットワークの理論,結晶格子の幾何学,ランダム・ウォークなど,離散的ラプラシアンのスペクトルに関連する問題を扱っている.離散的ラプラシアンとその類似は,純粋数学ばかりでなく,電気回路,シュレディンガー作用素の離散近似,格子振動,CGなど広く応用分野にも登場し,その基礎理論を確立することが重要である.これまで,結晶格子上のランダム・ウォークの漸近挙動(中心極限定理、大偏差性質)の幾何学的・組合せ論的性質について研究してきたが,複素解析的観点から,さらに進んだ研究を行うことを目的としている.
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