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長岡ゼミ
長岡研究室紹介(3年ゼミわけ資料より)
(1)数学の認識は時代によっていろいろと変わってきました。それを研究するのは数学史,数理哲学の課題です。数学的な認識の発展と変容に対応して数学の教育も変わってきたのですが、技術の革新のような表層の変化に目が奪われて《変化を通じて不変なもの》と《変化を通して進化=深化》してきたものの見極めが今日ますます不透明になっているように思われます。私は,近年、数学史と数理哲学を立脚点にして近代の数学教育の歴史的な展開に関心をもって勉強を続けています。F.Klein の有名な著書をモジっていえば『低い立ち場より見たる高等数学』をあわせ持った視点で啓蒙主義を克服するのが目標です。
(2)研究室に関しては、まだ、私は「明治の一年生」なので、いまはまったく白紙状態です。私が期待する学生は,《知る》ことに興味をもつ人です。反対に「分からなくても解ければいいじゃん」という人はきっと私の話がまったく通じないと思います。出来れば、数学を含む外国語の勉強にへこたれない精神の強さと高さをもっている人を好みます。「いまはあまり数学は分かっていない」という人でも「これから頑張って少しくらいは分かって卒業したい」という人を望みます。ゼミでは、数学史を素材に,幅広い主題での討議が行なわれることを期待しています。
(3)一応いまは The History of Modern Mathematics,Vol.1, ed. by D.E.Rowe &
J.McCleary を考えています。これは、少し偏った本なので、数学教員を目指す人が多ければ,通史的なものにしても良いと思っています。また、代数系の人が多ければ
L.Noby の本を使って Abel, Galois の偉大な発見に至る Lagrange の方程式論を勉強してもよいと思っています。
(本編準備中)
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研究内容
代数分野
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幾何分野
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佐藤研究室
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数理解析分野
森本研究室
廣瀬研究室
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現象数理分野
三村研究室
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確率統計分野
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