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対馬龍司 (TSUSHIMA, Ryuji)
●研究テーマ

代数幾何学を使って保型形式(主にジーゲル保型形式)を研究しています。保型形式は整数論・代数幾何学・リー群論などが交錯する大変興味深い分野です。しかし、私が研究を始めた70年代後半頃は1次元の保型形式はよく分かっていたのですが、高次元の保型形式では一般論はあるものの、分かっている具体例はとても少ない状態でした。具体例を知らないでいて得られる結果は限られます。私は代数幾何学を高次元の代数多様体に適用して、保型形式の空間の次元などを計算して保型形式の具体例を研究しています。

●ひとこと

数学は講義を聴いているだけでは分かりません。自分で例を考えたり問題を解いたりしなければ分かるようになりません。テレビで野球やサッカーを見ているだけで、練習しないでいては上手くならないのと同じです。自転車に乗るには何度も転びながら練習して乗れるようになりますが、一旦乗れるようになれば乗れなかったときの事が嘘と思える位簡単に乗れます。数学も分からないことを考え続けると、分かった後には昨日までが嘘だった位良く分かります。数学=自転車と思って勉強して下さい。