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配布資料

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過年度の労働講座の実践報告

PDFファイルをダウンロードできます。

青野恵美子「大学における労働教育:明治大学2012年度労働講座の実践から」『労働法律旬報』1777号(2012年10月10日発行)
青野恵美子「大学における労働教育:労働講座の実践から学ぶこと」『労働法律旬報』1740号(2011年3月25日発行)

2022年度秋学期 労働講座企画委員会寄付講座 特別編
「未来の自分をつかめ~OB・OGの働き方をとおして考える」シラバス

2010年度から開講してきた同講座は、コロナ禍による労働環境の変化に対応して、新しい労働講座をつくることに取り組みます。今年度はその手がかりとして、労働組合やNPOのスタッフ、現役の大学生、さらにはさまざまな社会問題にとりくむ人たちとの意見交換と協同作業を行いました。

202277日(木)4限(15201700

ゼミナール「大学4年生&労働組合スタッフとのディスカッション」

テーマ:働くこと、労働教育、労働組合
参加者:吉松龍一さん(連合東京中央南部ブロック地域協議会・事務局次長) 
明治大学商学部・久保ゼミナールの4年生13名
コーディネーター:久保隆光(明治大学)

「働くこと」、「労働教育」そして「労働組合」の3つのテーマについて、ゼミ生とのディスカッションを交えながら、吉松さんのお話を頂いた。なかでも、社会人となった際に自己責任に陥らないために、社会に出る前に労働者の権利や法律、ワークルールなどの必要なことを事前に学ぶ労働教育の重要性についてのテーマは、これから社会人となる4年生にとっては、とても示唆的なテーマであった。また、労働組合は、労使間の重要なカウンターパートナーであるとともに、労働者のセーフティーネットであること、そのための労働組合の役割・機能についてのテーマも、労働組合を身近な存在として認識できる機会となった。ディスカッション形式だったこともあり、ゼミ生からも多くの質問が吉松さんに投げかけられ、話の尽きないゼミとなった。(文・久保)


吉松龍一さん:2014年、明治大学経営学部卒。食品メーカーなどをへて、20174月より連合東京職員

2022年7月4日(月)3限(13301510

ゼミナール「人との温かな絆を育む医療の仕事:医師」

講師:本田宏さん(医師)
コーディネーター:早川佐知子(明治大学)
受講者数:18名

7月4日の専門演習Ⅱにおいて、本田宏医師をお招きして特別講義「日本の医療・社会保障充実は可能か?」を実施した。3年生ゼミ生16名、4年生ゼミ生2名が参加した。
約60分間、本田講師によるレクチャーがあり、後半40分が学生からの質疑に応答していただく時間とした。ユーモアを交えながら、医療・教育を中心とする社会保障制度の問題についてご講義いただき、学生は爆笑しながら楽しく学ぶことができたようである。本田講師の気さくなお人柄にも助けられ、多くの学生が積極的に挙手して質問をしていた。
特に、中心に置いた課題は医師の過重労働問題、そして学生にとって最も関わりの深い教育予算の問題であった。国際比較を通じて、日本の当たり前が海外の当たり前ではないこと、きちんとエビデンスとなるデータを探してから判断することを教えてくださった。(文・早川)

2022年12月20日(火)3限(13301510

講義「人との温かな絆を育む介護や福祉の仕事:作業療法士&社会福祉士」

講師:今井憲夫さん(作業療法士)、今井啓子さん(介護福祉士)
コーディネーター:早川佐知子(明治大学)
受講者数:70名

20221220日に、作業療法士の今井憲夫さん、介護福祉士の今井啓子さんをお招きして、特別講義をしていただきました。介護労働者は常に人手不足が叫ばれ、おそらく大変な仕事なのでは・・という認識をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ですが現場の方々はご自身の仕事をどう捉えていらっしゃるのだろう?という疑問から、この講義を企画しました。
お二人とも高齢者福祉のお仕事の最も大きなやりがいについて、「利用者さんの人生と深く関わりを持てること」だと語っていらっしゃいました。逆に、仕事をしていて最も辛いことは「利用者さんが亡くなったとき」だと口を揃えていらしたのが大変印象的でした。施設職員による虐待事件などはたびたび報道されますが、職員と利用者さんとの精神的なつながりについてはあまり知られていないように思います。一面的でない介護労働の姿を、今後もしっかりと伝えてゆきたいと考えています。(文・早川)


講義中の今井憲夫さん(左)と今井啓子さん

2022年12月3日(土)140017:00

ワークショップ「アサーティブ手法で職場のコミュニケーションを考える」

ファシリテーター:花崎 晶さん(公認心理師)
コーディネーター:青野恵美子(明治大学労働教育メディア研究センター)
参加者:8

コロナ下でオンラインによる講義スタイルが普及するなか、参加型ワークショップを体験する。知識による学びだけでなく、体験型のロールプレイの手法を生かして、自分も相手も大切にできる職場におけるコミュニケーション行動について考える。参加者は、労働組合やNPOのスタッフ、派遣社員、社会保険労務士、デザイナー、大学教員など多彩な社会人が集まった。

資料
リンク
(明治大学労働教育メディア研究センター)

 

講義「日本企業の雇用慣行と労使関係から『労働のリアル』を学ぶ」(全3回)

2022年12月19日(月)4限(14:40~16:10)

第1回「職場のリアル 人事マネージャーが語る『日本的』な働き方/働かせ方」

講師:神谷篤史さん(民間企業・人事部マネージャー)
コーディネーター:石川公彦(沖縄大学)
受講者数:128名

初回の講義は使用者側からの視点に立って、「労働のリアル」を学ぶこととした。人事部の現役マネージャーである神谷さんをゲスト講師に迎えて、日本企業の雇用慣行や人事制度についてお話を伺った。講義の内容は、会社の入口から出口までの流れに沿って、「採用」「評価(賃金・昇進)」「企業内教育」「退職制度」が取り上げられ、具体的な話が展開された。単に人事労務の諸制度が解説されるにとどまらず、「就職する際に求められるものは何か」「日本企業で働くとはどういうことか」「職場では何がどのように評価されるのか」といった、普段、なかなか聞くことのできない運用実態にまで迫り、学生たちが「労働のリアル」を学ぶ貴重な機会となった。(文・石川)

2022年12月26日(月)4限(14:4016:10

第2回「日立製作所労働組合について」

講師:船山秀高さん(日立グループ労働組合連合会・政策局長) 
コーディネーター:石川公彦(沖縄大学)
受講者数:128名

2回の講義は労働者側からの視点に立って、「労働のリアル」を学ぶこととした。日立製作所労働組合の船山さんをゲスト講師に迎えて、日本企業の労働組合、いわゆる「企業内組合」についてお話を伺った。講義の内容は、労働組合とは何か、日立に就職してから労組に加入するまでの流れ、日立グループ連合・日立労組の組織構造や役割、年間のスケジュール、普段の活動内容など、労働組合の一般論から日立労組の具体的な活動内容まで丁寧にお話をいただいた。労働組合についてこれまで知ることも、意識することもなかった学生たちが、その機能と役割の重要性に気が付く機会となり、提出レポートでは多くの質問と感想が寄せられた。(文・石川)

2023年1月16日(月)4限(14:4016:10

第3回「ユニオンの実際~名古屋ふれあいユニオンの活動を通じて」

講師:鶴丸周一郎さん(名古屋ふれあいユニオン・運営委員長) 
コーディネーター:石川公彦(沖縄大学)
受講者数:128名

3回の講義も労働者側からの視点に立って、「労働のリアル」を学ぶこととした。名古屋ふれあいユニオンの鶴丸さんをゲスト講師に迎えて、一人でも入れる形態の労働組合である合同労組、いわゆる「ユニオン」についてお話を伺った。前回学んだ「企業内組合」とは異なる組織形態の「ユニオン」の活動を知ることで、複眼的に「労働のリアル」を学ぶ機会となった。講義の内容は、中小企業が多くを占める沖縄の現状に対して示唆に富むものであった。「ユニオン」では、まさにいま労働問題に直面している労働者が駆け込んでくることが多く、鶴丸さんの緊迫感ある活動内容や考えていることに対して、学生たちは多くの刺激を受け、提出レポートに熱心な質問を寄せていた。(文・石川)

配布資料
講義動画


2023年1月8日(日)

インタビュー「明治大学OBOG、いまどうしてる?」

インタビュアー:吉松龍一さん (連合東京中央南部ブロック地域協議会・事務局次長)
OGAさん(旅行代理店勤務・20143月明治大学卒)

OBOGへのインタビュー企画。テーマは「就活」と「就職」。彼らの就活と職場の体験をとおして、現役の大学生たちは何を学ぶのか? 過去10年に及ぶ労働講座のなかで、人気企画の続編である。

資料
リンク
LinkIcon連合東京のウェブサイト















明治大学
駿河台校舎リバティタワー○○教室

コーディネーター 
経営学部 早川 佐知子 

支援組織(明治大学の特定課題研究ユニット)
LinkIcon明治大学労働教育メディア研究センター

本講座は労働組合や労働NGO、個人で構成される労働講座企画委員会[代表:平野敏夫(NPO法人東京労働安全衛生センター)]の寄付による講座です。主な寄付者は、公益財団法人総評会館、全日本自治団体労働組合(自治労)、日本教職員組合(日教組)、産業別労働組合JAM、一般財団法人日本教育会館、LaborNow です。