ようこそ!小関隆志研究室です/ Welcome! This is Takashi Koseki's Office ホーム/Home プロフィール/Profile 講義/Lectures 演習/Seminar 研究/Research

研究成果の公開 | Disclosure of research results

科研費・基盤研究(C) | Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

研究課題:金融包摂による生活困窮からの脱却可能性

(科学研究費補助金・基盤研究C 研究代表者:小関隆志、2016〜2018年度)

研究計画書(科研費申請時:2015年10月)

■本研究の目的
 本研究は、日本における金融排除の実態調査です。途上国や欧米諸国では、適切な金融サービスを利用できずに支障をきたす人が多くいるという「金融排除」の問題が顕在化していますが、日本ではまだ、金融排除の問題が充分に明らかになっていません。そのため、様々な人の日常生活のレベルから金融排除の実態を明らかにするのが本研究のねらいです。

■社会政策学会 第137回(2018年度秋季)大会(2018年9月)
2018年9月15日(土)、札幌市の北海学園大学にて開催された社会政策学会第137回大会の自由論題にて、角崎洋平先生(日本福祉大学)と共同で、「低所得世帯の家計分析に基づく金融排除の研究」というテーマで報告をしました。
この報告はファイナンシャル・ダイアリー調査の結果を中心に行いました。
   報告に際しては、参加者の皆様から多くのご質問・ご意見を頂戴し、たいへん参考になりました。ありがとうございました。

小関隆志・角崎洋平「低所得世帯の家計分析に基づく金融排除の研究」(スライド資料・PDF版)


■貧困研究会 第31回定例研究会(2018年11月)
2018年11月25日(日)、明治大学駿河台キャンパスにて、「金融排除の実態調査報告」というテーマで、貧困研究会第31回定例研究会を開きました。
佐藤順子先生(佛教大学)、角崎洋平先生(日本福祉大学)、野田博也先生(愛知県立大学)と共同で調査報告を行いました。この報告はインタビュー調査の結果を中心に行いました。
司会には村上慎司先生(金沢大学)、コメンテーターには鳥山まどか先生(北海道大学)と小林立明先生(学習院大学)をお迎えしました。
参加者の方々との活発な議論ができました。ご参加の皆様のご協力に深く感謝いたします。

1.総論(小関隆志)
2.インタビュー調査結果概要(小関隆志)
3.テーマごとのインタビュー調査分析結果
 @母子生活支援施設入所者と職員の視点から(佐藤順子)
 A生活保護受給者にとっての「金融」の経験(野田博也)
 B低所得世帯の家計管理・金融排除(角崎洋平)
4.ファイナンシャル・ダイアリー調査結果報告(角崎洋平)
5.被災地における金融包摂(小関隆志)
6.ファイナンシャル・ケイパビリティへの視点(野田博也)

    

■ファイナンシャル・インクルージョン研究会公開勉強会(2018年12月)
2018年12月8日(土)、明治大学駿河台キャンパスにて、「日本に金融排除はあるのか?――ファイナンシャル・ダイアリー調査報告」というテーマで、ファイナンシャル・インクルージョン研究会の公開勉強会を開きました。
小関が報告し、辻一人先生(埼玉大学)にコメントをいただきました。この報告は、ダイアリー調査の方法論や、海外のダイアリー調査との比較に焦点を当てました。
参加者の皆様から活発なご議論をいただきありがとうございました。
当日の資料と記録は、ファイナンシャル・インクルージョン研究会公式サイトおよびCANPAN FIELDSサイトをご覧ください。

「日本に金融排除はあるのか?――ファイナンシャル・ダイアリー調査報告」(日本語版)
"Is there financial exclusion in japan?: A report of financial diaries" (English version)