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「第10回 トポロジー攪乱立体」への補足
補足1.問題の解答:三つの交差円の分解
相手が3個の同心円であるから、3つの交差円をそれぞれの同心円と同じ横幅を持つ閉じた図形に分解しなければならない。そのためには、左に示すように分解すればよい。ただし、この図では、分解されたそれぞれの要素図形が分かるように、接触部分は縦方向に少し変形させてある。
補足2. トポロジー攪乱立体の工作用展開図
この立体を
紙工作で作るための展開図(PDFファイル)を
ここに置きました。A4版の大きさにプリントして作ってみてください。
補足3.トポロジー攪乱立体に関する参考文献
K. Sugihara: Topology-disturbing objects: A new class of 3D optical illusion. Journal of Mathematics and the Arts, vol. 12 (2018), issue 1, pp. 2-18.
この論文は、プリンストン大学出版会が毎年選んでいる Best Writing on Mathematics のひとつに選ばれ、Mircea Pitici (Ed.), The Best Writing on Mathematics 2019, Princeton University Press
にも収録されました。
補足4.「変身立体」を工作キットから作ってみたい方へ
錯覚トリックキット (杉原厚吉著、幻冬舎)
立体5個を展開図から作る工作キットですが、そのうちの一つは「仲良し四角柱」という名前のトポロジー攪乱立体です。