伝熱ハンドブックを動かす

1993年に,日本機械学会から伝熱工学資料の第4版を使いやすくしようと, 「伝熱ハンドブック・ソフト付き」 という書籍が発行されました。

この本のために準備されたソフトは,複雑な伝熱の計算式を入力・プログラミングする事無く,計算結果をグラフで表示しようと東工大の土方先生を中心に開発されました。 Windowsの登場前に開発されたため,現在のWindows 10などでは,コマンドプロンプトから起動しても,残念ながら動作しません。


伝熱ハンドブックをWindows10上で動かす

まずは,当時のソフトをなんとかWindows10上で動かし,何ができたのか確認できる様にしましょう。

ハンドブックのソフトは,Windows98までのMS-DOSベースのOS上で起動できます。 そこで,Windows10に無料のVMware Workstation Playerをインストールし,ゲストOSとしてWindows98をインストールしました。 Windows98の新規インストールには,フロッピーディスクが必要でちょっと敷居がたかいのですが,Win98がインストールできれば, 後はハンドブックソフトをインストールもしくは昔のディレクトリをコピーすることで,MS-DOSプロンプトから起動できます。 マウス操作も可能で,表示もバッチリです。


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2021.06.15 更新