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陸地円君を支援するページ


2006年3月 病床の陸くん(記事はこちら)

悲しいお知らせです。
陸地円くんは、
2006年12月26日午前零時ごろ(日本時間26日午前一時ごろ)、北京の病院で
永眠されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

陸くん !
長いあいだの闘病生活、本当に「辛苦了!」(お疲れ様でした)。
陸くんが闘病生活で見せてくれた勇気と、
舞台上で見せてくれたすばらしい輝きを、
私たちは、忘れません。

末筆ながら、陸くんへの支援活動にご協力くださった皆様に、心から感謝申し上げます。

2006年12月26日
「陸地円君を支援する会」有志一同
加藤徹、末永麻子、猫耳、吉田登志子(アイウエオ順)

2006年12月29日、北京で行われた「告別儀式」。撮影:末永

京劇掲示板」より
陸くん、どうか安らかに。。。 投稿者:末永麻子様 投稿日:2006年12月26日(火)10時23分33秒

皆さん、おはようございます。
ご無沙汰しております、北京の末永です。
クリスマス、皆さんどのようにすごされましたか?

今日は、陸くんについて、とても悲しいご報告を皆様にしなくてはなりません。
クリスマスは陸くんにとってもとても意義のある大切な日で
家族のみなさんと過ごしたいと、がんばっていたのでしょう。
陸君は2年間、病魔と闘いの末、26日朝0時、旅立ちました。

25日午後、私は希望を捨てず全身全力で戦っている陸くんに会うことができました。
すでに意識がなかったのですが、
彼の姿を見て、陸くんの戦いが私の想像を超えるどんなに壮絶なものであったか、
皆さんの期待に応えようと彼がどんなにがんばってきたか
痛いほどわかりました。

日本からとどいたお手紙やカレンダーのこと、
日本の京劇ファンの皆様にくれぐれもよろしくおつたえくださいと陸くんのお母様が涙ながらに私に言いました。
長い間絶えず海の向こうから陸くんを応援してくださった京劇ファンの皆様、本当感謝します。

まだ意識があった数日前の夜中12時ごろ
「空城計」をうたったそうです。
その後、「声も好くなって舞台に復帰できると思ったのに病気になっちゃった」と、言う陸くんに
お父さんの陸学さんは「元気になって舞台に復帰すればいいじゃない」と
言ったそうです。
最後まで舞台を熱望している陸君の話を聞いて、
主人の師匠が言った言葉を急におもいだしました。
「李万春や李少春と比較してどうのこうの悩んでもしょうがない、彼らは人間をはるかに超えた別のものだ」
舞台の上の陸くんを思い出すたびに、陸くんも、その人間を超えた特別なものだったかもしれません。
それほどに彼の小さいながらも成熟した演技は
多くの人々に感動と衝撃を与えました。
陸くん、本当にありがとう、どうか安らかに‥。



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