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syllabus シラバス

Last updated 2023年4月9日 Since 2019-3-20

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 [東アジア芸術論A(前期=春学期)] [東アジア芸術論B(後期=秋学期)]
前期・後期とも、金曜2限(10:50-12:30)・中野キャンパスでの開講です。

明治大学国際日本学部 東アジア芸術論A(春学期)
年度 2023 年度
授業科目名:国際日本学部 東アジア芸術論B
担当教員:加藤 徹 教授  単位数:2
開講日:春学期/金曜日/2限 キャンパス:中野
科目ナンバー (GJ)ART211J
主催区分 GJ:国際日本学部・国際日本学研究科  授業形態1:講義
学問分野(大区分) ART:芸術学  授業言語J:日本語
レベル 2:学部 発展的,応用的な内容の科目
学問分野(小区分) 1:芸術諸学
授業の概要・到達目標
≪授業の到達目標及びテーマ≫
  テーマ:東アジア芸術を理解するための理論と術語
  キーワード:エスニシティ,社会階層,呪術,東アジア,表象芸術
≪授業の概要≫
 この授業では,「下学上達」 (身近なことの再考から出発して,真理の高みに到達すること) をモットーに, アニメ作品やアニソンなどから出発して,日本と東アジアの古典芸術にも通じる普遍的な要素を抽出し,日本を 含む東アジアの芸術文化を理解するために必要となる基本概念を学習する。
 具体的には,まず,20歳代の日本人にもなじみ深いと思われる映画,音楽,アニメ,漫画等の作品を取り上げ, 作品の社会的背景を分析するのに有用な概念を抽出し,解説する。
 次に,それらの概念による作品分析の実践例として,具体的な作品を取り上げ,作品の背後にある暗黙知的な ソースコードを分析する。筆者の専門は京劇 (中国の伝統演劇の一つ) であるので,京劇についても言及する。 授業は日本語で行うが,日本語を母語としない日本語話者 (non-native Japanese speakers) の受講生にも配慮し, 重要なキーワードについては英語訳を示すほか,インターネットやDVD等の視聴覚教材も多用する。

≪到達目標≫
 各学生が自分の専門を研究する上でヒントを得ることを目標とする。

授業内容  アニメから古典芸能まで,パフォーマンス系の芸術を中心に取り上げ,日本と東アジア,そして世界の芸術の特徴を比較する。
第1回:イントロダクション
第2回:エスニシティ ethnicity と胎内記憶 intrauterine memory
第3回:形式知 explicit knowledge と暗黙知 tacit knowledge
第4回:大伝統 great tradition と小伝統 little tradition
第5回:2.5次元芸術2.5D art
第6回:グローカル glocal な芸術とは
第7回:論理思考 logical thinking と類比思考 analogical thinking
第8回:模倣呪術 imitative magic と感染呪術 contagious magic
第9回:明在系 explicate order と暗在系 implicate order
第10回:芸術におけるニーズ needs ウォンツ wants シーズ seeds
第11回:世代差 generation gap
第12回:基層文化 fundamental culture
第13回:東アジアにおける芸術の起源 origin of art in East Asia
第14回:明治大学と芸術 Meiji University and art

履修上の注意
※授業内容は必要に応じて変更することがあります。 明治大学の活動制限指針などの状況に応じて 授業方法が変わる可能性もあります。

準備学習(予習・復習等)の内容
 授業用のwebpageを公開中です。予習・復習に活用してください。
 https://www.isc.meiji.ac.jp/~katotoru/higashiajia.html

教科書
 教科書はありません。授業用のwebpageを公開中です。
 https://www.isc.meiji.ac.jp/~katotoru/higashiajia.html

参考書
 授業時に指定。

課題に対するフィードバックの方法
【課題について】
学生は授業を受講後、「受講証明アンケート」(小レポート)をOh-o! Meijiの「レポート」機能で提出してください。
教員は、学生が提出した「受講証明アンケート」に目を通したうえでそれを学生全員にシェアし、次回の授業で講評を行います。

成績評価の方法
 平常点 (毎回の授業後にOh-o! Meijiで受講証明アンケートを提出してもらい,その記述も成績評価の対象とする) 70%
 期末レポート30%

その他
 特にありません。

明治大学国際日本学部 東アジア芸術論B(秋学期)
年度 2023 年度
授業科目名:国際日本学部 東アジア芸術論B
担当教員:加藤 徹 教授  単位数:2
開講日:秋学期/金曜日/2限 キャンパス:中野
科目ナンバー (GJ)ART211J
主催区分 GJ:国際日本学部・国際日本学研究科 授業形態1:講義
学問分野(大区分) ART:芸術学 授業言語J:日本語
レベル 2:学部 発展的,応用的な内容の科目
学問分野(小区分) 1:芸術諸学

授業の概要・到達目標
≪授業の到達目標及びテーマ≫
  テーマ:東アジアの芸能と芸術
  キーワード:エスニシティ,社会階層,呪術,東アジア,表象芸術
≪授業の概要≫
 この授業では,「下学上達」 (かがくじょうたつ。身近なことの再考から出発して,真理の高みに到達すること) をモットーに, アニメ作品やテレビドラマなどから出発して,日本と東アジアの古典芸術にも通じる普遍的な要素を抽出し, 日本を含む東アジアの芸術文化を理解するために必要となる基本概念を学習する。
 具体的には,まず,20歳代の日本人にもなじみ深いと思われる映画,音楽,アニメ,テレビドラマ, 漫画等の作品を取り上げ,作品の社会的背景を分析するのに有用な概念を抽出し,解説する。
 次に,それらの概念による作品分析の実践例として,具体的な作品を取り上げ,作品の背後にある暗黙知的な ソースコードを分析する。筆者の専門は京劇 (中国の伝統演劇の一つ) であるので,京劇についても言及する。
 授業は日本語で行うが,日本語を母語としない日本語話者 (non-native Japanese speakers) の受講生にも配慮し, 重要なキーワードについては英語訳を示すほか,インターネットやDVD等の視聴覚教材も多用する。
 春学期と秋学期は独立した授業であるので,両方受講しても,片方だけ受講してもかまわない。授業にあたっては 秋学期だけ受講する学生が不利にならぬよう配慮する。
≪到達目標≫
各学生が自分の専門を研究する上でヒントを得ることを目標とする。

授業内容
 現代のアニメから伝統的な古典劇まで,東アジアの作品を鑑賞しつつ,その背後にある概念や知恵を分析し, それらを現代のサブカルチャーにも生かせるかどうかを検討する。
第1回:イントロダクション
第2回:playの本質 再生,演劇,演奏,遊ぶ,・・・
第3回:天地大舞台 All the world's a stage
第4回:物語の類型 motif index
第5回:中国の戦闘妊婦 expectant mothers in China
第6回:日本の稚児灌頂 hidden ritual of young boy in Japan
第7回:機械仕掛けの神 deus ex machina
第8回:コードとタブー codes and taboos
第9回:楽器の設計思想 concepts of musical instruments
第10回:ペイガニズムの逆襲 return of paganism
第11回:一望監視塔 panopticon
第12回:サンスクリタイゼイション Sanskritization
第13回:異化効果 verfremdungseffekt
第14回:ルーツリバイバル roots revival

履修上の注意
※授業内容は必要に応じて変更することがあります。明治大学の活動制限指針などの状況に応じて 授業方法が変わる可能性もあります。

準備学習(予習・復習等)の内容
 授業用のwebpageを公開中です。予習・復習に活用してください。
 https://www.isc.meiji.ac.jp/~katotoru/higashiajia.html

教科書
 授業用のwebpageを公開中です。教科書はありません。
 https://www.isc.meiji.ac.jp/~katotoru/higashiajia.html

参考書
 開講時に指定。

課題に対するフィードバックの方法
【課題について】
学生は授業を受講後、「受講証明アンケート」(小レポート)をOh-o! Meijiの「レポート」機能で提出してください。
教員は、学生が提出した「受講証明アンケート」に目を通したうえでそれを学生全員にシェアし、次回の授業で講評を行います。

成績評価の方法
 平常点 (毎回の授業後にOh-o! Meijiで受講証明アンケートを提出してもらい,その記述も成績評価の対象とする) 70%
 期末レポート30%

その他
 特にありません。



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