講座内容 『論語』に「下学上達」という言葉があります。身近な物事から学び始めて真理の高みをめざす、という意味です。本講座では私たちが毎日使っている「道」を取り上げ、日本と世界の歴史を振り返ります。 日本語の「道」(みち)の語源は? 「町」や「市(いち)」の語源との関係は? 道という漢字にはなぜ「首」が入っているのか? 北海道だけなぜ「県」ではなく「道」なのか? 日本各地の道祖神の石像に性的なものがまま見られるのはなぜ? 江戸時代までの日本人はなぜ道路の舗装に熱心ではなかったのか? 日本の「電車」をぴったり表現する英語や中国語が存在しない理由は? 私たちが毎日使っている道には、実は謎があふれています。道の謎と歴史を、多方面から説き明かします。(講師記) |