明治大学商学部
─ 生田ゼミナールゼミ旗 ─

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明治大学商学部交通論・生田ゼミナールの旗

 21世紀、明治大学の世紀が正に開花しようとするその劈頭にあたり、時代の中核を担う明治大学に集う総ての人々は、白雲なびく駿河台の台地にあって、カレッジ・カラー、紫紺のカンバスに、燃える炎の情熱をもって壮大な未来の姿を描き出そうとしています。
 ここに「明治大学商学部交通論・生田ゼミナールの旗」(「ゼミ旗」)を制定するにあたり、選ばれた色彩と構図の意味するところを以下に述べておきます。


<色彩>
 「ゼミ旗」は、紫紺、白、赤、緑の4色をもって構成します。
 カレッジ・カラー、「紫紺」。この色はViolet Navy Blue の語が示すように、大海原、大洋の深く澄んだ心の在り様を端的に表した色であります。その真摯、誠実、深遠な心こそは、21世紀、人類が自然の中にレゾーン・デートルを明らかにしていくための基礎となるのでなければなりません。大洋、大海原は人類生誕の故郷であるとともに、そこにはまた、人類の在るべき未来の指針が深く秘められているのであります。カレッジ・カラー、「紫紺」の色 Violet Navy Blue は、そうした自然と人類の生存にかかわる真理の世界を色に託して表したものに他なりません。そして、その色は、明るい青空の彼方に広がる、無限の宇宙、その色でもあります。まさしく、真理を探究する場、大学を象徴する色として、これに勝る色は他にありません。紫紺のカンバスの上に真理の姿を描き出すキャンパス、それが明治大学であります。

 「白」。名曲・名歌、明治大学校歌、「白雲なびく駿河台」の冠頭を飾るカラー、純「白」White の色は、自然と人間社会の調和ある発展を目指して、明治大学のキャンパスに学び、研究する人々の初心を表したものであります。そこに紫紺の絵筆をもって真摯、誠実な努力の積み重ねの上に真理を描き出す、それこそが明治大学にある人々の姿であり、また総ての人々に期待される在るべき姿であります。西方、富士の霊峰にかかる白雲は、その姿を雄大に浮き上がらせて、富士の峰のそこにあることをひときわ強く引き立たせています。「白」は、すべての色を含み、映し出した色彩であります。そこから正義の真理を探り出し、描き出す筆は、「紫紺の絵筆」をおいて他にありません。

 「赤」。それは単なる赤ではありません。明るい赤、輝ける赤 Bright Red でなければなりません。燃える情熱の炎の色であります。真理を求めて彷徨える人々はその炎の光をたよりに、長く遠い旅路に堪えるのであります。近代日本の幕開け、120年余のいにしえに明治大学を創始した人々の志も、その炎の光に導かれて今日の発展に繋がってきたのであります。不死鳥、炎の中に生涯を終え、再び甦る Phoenix を象徴した明治大学記念館・リバティタワーこそは、真理を探究し未来に向かって大きく羽ばたく人々の情熱を激しく燃え立たせる「自由の塔」に他なりません。両翼をおおきく広げたその姿は、いま正に飛翔しようとする炎の鳥、 Phoenix の姿に模して、明治大学に集う多くの人々の情熱の輝きを映し出しているのであります。

 そして、「緑」。情熱の炎が激しく、静かに燃え上がる明治大学のキャンパスに志を秘めて集まる人々、そしてラテン語の「苗床」に語源を持つと言われるゼミナールに集い、学び、研究に励む若き学生たち、正にゼミナールに育つ人々を表す色は、 Green でなければなりません。それは若さ、清々しさ、勢いを象徴して、情熱の炎に育まれ、白雲なびく駿河台の台地、御茶ノ水に青春の日々を過ごして巣立つ人々の姿を描き出すに相応しい、まさしくステューデント・カラーそのものに他なりません。

 紫紺 Violet Navy Blue 、白 White 、赤 Bright Red 、そして緑 Green、「明治大学商学部交通論・生田ゼミナールの旗」を彩る4つの色は、太陽の光が示すスペクトルの中で最も鮮やかに、美しいコントラストを描き出す出色の色彩であります。真の美しさは、自然のなかに快いハーモニーを奏でる色彩の組み合わせでなければ描き出すことはできません。そして、これら4つの色は、自然と人間社会の調和ある未来の発展を予見し、示唆するものでもあります。

<構図>
 「ゼミ旗」は、この「4色」と「 明治大学校章、 Meiji Univ. Ikuta Seminar 」を組み合わせて構成されます。
第1に、ゼミ旗は、旗として最も一般的な国旗の形状を基本型とします。
第2に、ゼミ旗は、横均等幅3段構成とし、上から紫紺、白、赤の順で配色します。
第3に、ゼミ旗は、紫紺の段に、明治大学校章を白で表示します。白の段に、 Meiji Univ.を紫紺で、赤の段に、 Ikuta Seminar を緑で表記します。
 
 このゼミ旗の構成が意味するところは、すでに明らかなことと思います。まず、紫紺に白の明治大学校章が、明治大学校旗そのものを表していることは言うまでもありません。白に紫紺で Meiji Univ. と記しているのは、白雲なびく駿河台に明治大学があることを世界に知らしめるためであります。そして、赤に緑で Ikuta Seminar とあるのは、燃える情熱の炎の中に芽生える若き生命を表しています。これが、「明治大学商学部交通論・生田ゼミナールの旗」であります。

 生田ゼミナールに籍を置く各員が、また、そこを巣立っていった人々が、この旗の下に真摯、誠実にその人生を大きく育て、成功に導いていくことを願って止みません。


2002年(平成14年)7月23日(火)   
明治大学商学部交通論・生田ゼミナール 生田 保夫 



明治大学商学部生田ゼミナールの旗
―掲揚式―

  「21世紀は明治大学の世紀」、明治大学は、いま、確実にその第一歩を歩み出しています。
21世紀第2四半期の終わり、2050年までに世界に冠たる大学に発展するための一助になるべく、明治大学商学部生田ゼミナールは、1993年4月、第一期生13名のゼミ員をもって始まりました。そして、いま、卒業生、現役ゼミ生諸君、合わせて180余名と、かくも多くの同志が集まるゼミナールにまで発展してまいりました。まことに慶ばしいことであります。
交通学を学び研究することを共通の目標としながら、同時に、明治大学発展への志を強く持つこれら多くの若人が集まり来たって十有余年、卒業生は様々な分野で活躍し、その歩を広く海外にまで進めています。

 そうしたゼミ員の意志と明治大学発展の未来を大きく展望し、その存在を明らかにするべく、生田ゼミナールの旗、ゼミ旗を構想して、ゼミナール・ホームページ上に公表、その姿を現したのは2002年11月16日のことでありました。それから早や4年、その間、基本的な構図は変えることなく、しかし様々な意見を取り入れて、細部にわたっては幾度かの改訂を行い、ここに正旗「明治大学商学部生田ゼミナールの旗」(ゼミ旗)の誕生を迎えることとなりました。まことに感慨深いものがあります。この「旗」の掲揚は、私たち、明治大学商学部生田ゼミナールの意志を広く世に問うものであり、まさしく「旗幟を鮮明にする」ということ、それであります。この旗の下に一致団結、各員の人生を時間をかけて豊かに大きく育て、大きく成功させ、ともに明治大学を世界に冠たる大学に発展させるべく、その一助に、その先頭に立って行動することを誓い、宣言するものであります。それは、果敢に前進、一歩前へ、そして更にいま一歩前へと進む,その気概をもって、人生の階段を倦まず弛まず登り続けていく努力の前に繰り広げられていく、一大ページェントの展開を予見させるものであります。まことに人生の未来に夢を馳せることほど、心躍らせることは、他にありません。


 2006年12月2日、この夕べ、明治大学商学部生田ゼミナールは、リバティタワーの23階、ここにおいてゼミ旗の掲揚式を行い、21世紀、明治大学の発展を心から祈念し、寄与することを誓うものであります。


明治大学リバティタワー・23階  
 2006年(平成18年)12月2日(土) 
明治大学商学部・生田ゼミナール 

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