明治大学生田ゼミナール
2008年OB・OG会の開催にあたって
明治大学商学部交通論・生田ゼミナールは、1993年4月、第一期生13名をもって始まりました。そして、現在の第15期生13名のゼミ生を加えて、総計二百名のゼミナールにまで発展して参りました。真に感慨深いものがあります。その間15年余、「交通論」と「21世紀は、明治大学の世紀」を2大テーマとして特異なゼミナール活動が続いて参りました。数ある大学の中でも最も多様な人材が集まることで知られるこの明治大学にあって、多士済済、際立って特異な人材を輩出してきた本ゼミナールは、二百名の同志を集めることを所期の目標として遂にその数に到達致しました。21世紀第2四半期の終わりまでに「明治大学を世界に冠たる大学にする」ための一助を担う使命を担うこれら有為の人材が集まって、いま正に第一期の目標は完成されつつあります。来年の4月からは、この二百名の同志と共に新たな段階、第2ステージの時代が始まります。真に楽しみな時代の到来と言わざるを得ません。
明治大学は、20世紀末の約20年間余、長い冬眠に入っておりました。前記念館最後の時代はそういう時期でした。それを呼び起こしたのが、1995年1月17日、まさしく明治大学創立記念日のその日、関西一帯を襲ったあの巨大地震でありました。大阪管区気象台の友人、観測課長椎木基君の「活断層が動いたとしか言えません。」の第一声が鮮明に記憶に残っています。これが冬眠する明治大学を覚醒させました。そして、前記念館の竣工から70年目の1998年秋、「21世紀、明治大学の世紀」の基地となる新たな記念館リバティタワーがその姿を現しました。その後、アカデミーコモン、紫紺館の完成と相次ぎ、更に、陸続としてキャンパスの整備は進んで参ります。それらが完成する約十年後、明治大学は前世紀の衣を完全に脱ぎ捨てて、明治大学の時代、21世紀を突き進んで行くことになります。その担い手、先頭に立つのが皆さんであることは、言うまでもありません。 その合言葉が、「さらに、もう一歩前へ!」です。 明治大学紫紺館にて、平成20年(2008年)12月6日(土)
明治大学商学部・生田ゼミナール 生田 保夫 |