WWWの有効活用 まず、検索サイトを使いこなすこと WWW上には大量の情報が蓄積されている。マスメディアとちがってインターネットの世界では誰でも情報を発信できるため、情報の量が多いわりには質のばらつきが大きい。いい意味でも悪い意味でも無難なものになりがちなマスメディア情報に比べると、ネット上の情報は大部分が質の低い、役に立たない情報だが、逆にマスメディアからは入手できないような特殊な、マニアックな情報も入手できる。 とはいえ、WWW全体に目次や索引のようなものがあるわけではないので、必要な情報は自力で探し出さなければならない。そのためには、まず検索サイトをうまく使いこなすことが肝心。 ディレクトリ型検索エンジン 検索エンジンにはディレクトリ型とロボット型がある。ディレクトリ型の検索エンジンとしてはYahooなどがあるが、アメリカ製のものを直訳しただけのものが少なくなく、カテゴリー分けが日本文化にはなじまないところもある。また載っているのは登録されたサイトだけで、すべてのWEBサイトが検索できるわけではない。しかし、ニュースや地図など、役に立つリンクが充実している。 ロボット型検索エンジン ロボット型の検索エンジンは、日々世界中のWEBページを巡回してデータベースに登録している。キーワード型の検索機能は、OSやブラウザにも組み込まれているが、その他のものとしてはGoogleなどがある。使い方は、とにかくキーワードを入力するのみ。多少の追加機能もあるが、基本的にはいかにうまくキーワードを使って必要な情報を探し当てるかがコツである。 「紙情報」の検索 もちろん、いくらインターネットが普及してきたからといって、すべての情報がデジタル化され、WEBサイト上で公開されているわけではない。圧倒的に多くの文字情報は紙に印刷され、書店で販売され、図書館にしまい込まれている。しかし、図書館にどんな本や雑誌が置いてあるかはWEBで調べることができる。またWEBサイト上で本を検索して買うこともできる。 自分専用のリンクページをつくる お気に入りのサイトは、WEBブラウザのお気に入り、ブックマーク(しおり)に登録しておけば後でアクセスするのに便利だが、使っているのが自分の機械ではない場合は、URLをエディタかワープロにコピーして自分のディスクやカードに保存しておけばいい。WEB作成用ソフトが使えれば、テキストを打ち込みそこに直接リンクを張ってしまえば、自分専用の簡易ポータルページをつくることができる。 |
→本・雑誌検索に役立つリンク集(明治大学図書館) |
(2547/2004-06-29 蛭川研究室)