動画の編集 動画編集専用アプリケーションを使ったより高度な編集

※キャプチャはあらかじめ済ませておく
動画編集ソフトからでもキャプチャはできるが、→ムービーキャプチャで素材はキャプチャできるが、それぞれのコンピュータ/ボードごとの専用ユーティリティを使って自動的にバッチキャプチャを行ったほうが良い。
バッチキャプチャとは、複数のシーンの録画開始/終了点を自動的に整理して取り込む機能で、まずテープをスキャンしてバッチリストをつくり、つぎに必要なシーンを選んでキャプチャする。
■新たなプロジェクトを立ち上げる
・ファイルメニューから新規プロジェクトを立ち上げる
・主なウィンドウは三つある
プロジェクト・ウィンドウ
タイムライン・ウィンドウ
モニタ・ウィンドウ
その他、エフェクト(効果)やトランジション(場面転換)のパレットなど
・進行中のプロジェクトはそのままファイルメニューから名前をつけて保存できる
いったん閉じた後でもまたファイルメニューから開くことで作業を再開できる
・プロジェクト・ウィンドウに素材となるシーンを読み込む
動画以外に、静止画や音声ファイルも読み込むことができる。読み込めるファイル形式はアプリケーションによって異なる。この時点では読み込む順番はどうでもいい
※Premiereのような本格的なソフトでは、編集→取り消し、で前に行った作業を取り消せる
■タイムラインでの作業
・複数のシーンを時間順に並べる
プロジェクトに読み込んだクリップを、つなげたい順にタイムラインドラッグ&ドロップして並べていく。静止画は五秒ていどのクリップに変換される。タイムライン上のクリップの順序は入れ替え可能
※映像と音声はふつうリンクされているが、解除して別々に動かすことも可能
・トリミング(切り取り)
タイムラインウィンドウで、選択ツールを使って左右を縮める。(その他、複数の方法があるが・・・)
この場合、画像よりも音声トラックをよく見て、音の切れ目のよいところで切るのがよい。(フェードイン・フェードアウトでうやむやにすることもできるが・・・)
トリミング後は、タイムライン上で抜け落ちた部分をそろえて並べ替える
・色調や明るさの調整
エフェクト(効果)をかけることで調整が可能
・トランジション(場面転換)
つなげたいクリップを別々のトラック(1Aと1B、AとBなど)に移動させ、前のシーンの最後と続くシーンの最初が1〜2秒重なるように配置する。
トランジションパレットから使いたい種類のトランジションを選び、タイムライン・ウィンドウのトランジション・トラックにドラッグ&ドロップする。
もっとも標準的なトランジションはフェード(クロスディゾルブ)
音声も別に調整できる場合は、クロスフェード機能でクロスディゾルブと同じ効果が出せる。
※トランジションにはいろいろな種類のものが用意されているが、あまり派手なものを多用すると見苦しくなる・・・
・フェードイン・フェードアウト
クリップのつながりの最初にフェードイン、最後にフェードアウトを入れると見栄えがよくなる。
エフェクト(効果)からフェードイン/アウトを選んでクリップの最初や最後に入れる、フェード(クロスディゾルブ)・トランジションを入れる
または、透明度ラバーバンドを調整することによりフェードイン/アウトをより細かく手動で設定できる。音声も独立に調整できる。ステレオ音声の場合は左右のバランスも調整できる。
※プレビュー
タイムライン上でプレビューしたいエリア(ワークエリア)を指定して、仮のレンダリングを行い、モニタで出来上がりを確認しながら作業を進めることができる
■レンダリング
編集された素材は最終的にひとつのファイルにまとめる必要があるが、このレンダリングの作業は出力のときに同時に行うこともできる