ビデオ映像のキャプチャ(取り込み)
■キャプチャの方法
・メモリーカードから
すでにメモリーカードなどにコンピュータ用のデータ形式(*.movなど)で保存されている場合は、そのままノンリニア編集に入れる。(ただし使用する編集用ソフトによってはあらかじめデータ形式の変換が必要なこともある。)
・デジタルビデオから
デジタルビデオカメラでDVテープから映像をキャプチャする場合は、カメラないしデッキとパソコンのDV端子(i
link, IEEE1394)をケーブルでつなぐ。あとは編集用ソフトがわから自動的に操作して映像データを取り込むことができる。
パソコンにDV端子(IEEE1394)がない場合には、DVキャプチャカードを増設するか、USB2.0の端子があればUSB(2.0)-IEEE1394の変換ケーブルを使うという方法がある。
・アナログビデオから
8ミリビデオで撮影された映像やVHSに録画されたものをキャプチャする場合は、アナログ信号をデジタル信号に変換するボードが必要になる(あらかじめ内蔵されているパソコンもある)。
アナログ映像をいったんDVテープにコピーすれば特別なA/D変換の手続きは省ける。
※静止画や音声だけのファイルも読み取ることができる
■動画は「重い」・・・
・保存場所の確保
動画は膨大な量の静止画の集まり。ファイルサイズは5分間の映像で1GBのオーダーになる。保存するためのスペースを充分に確保しなければならない。外付けハードディスクを使用するのもひとつの方法。
・コマ落ち対策
また、キャプチャをするときには単位時間当たりの転送情報量も多いので、コマ落ちが生じることがある。保存するディスクの断片化(デフラグ)を修復し、バックグラウンドで常駐しているソフトを止める、DMA
(Direct Memory Access:入力データをCPUを介さずに直接ディスクに転送する方式)を有効にする、などの対策を講じる必要がある。
ただし、表示の方法によっては見かけ上コマ落ちが起こっているように見えるだけのこともある。
・キャプチャする画面のサイズ
ビデオ映像の標準サイズは720×480ないし640×480だが、パソコン上で使う(とくにWEBサイトにアップする)場合は最初からキャプチャする画像サイズを小さくするという方法もある。