コーランから
アッラーは汝らの背の荷をなるたけ軽くしてやろうとしておられる。人間は弱く創られたもの故に。(4:32(28))
これ、汝ら、信徒の者よ、酒と賭矢と偶像神と占い矢とはいずれも厭うべきこと、シャイターンの業。(5:92(90))シャイターンの狙いは酒や賭矢などで汝らの間に敵意と憎悪を煽り立て、アッラーを忘れさせ、礼拝を怠るようにしむけるところにある。(5:93(91))
さあ、アッラーがお前たちに授けてくださった正当な、おいしい食物、どんどん食べるがよい。(16:115(114))
断食の夜、汝らが妻と交わることは許してやろうぞ。(中略)(遠慮なく)彼女らと交わるがよい。そしてアッラーがお定め下さったままに、欲情を満たすがよい。食うもよし、飲むもよし、やがて黎明の光さしそめて、白糸と黒糸の区別がはっきりつくようになるときまで。(2:183(187))
人間の目には、さまざまな欲情の追及こそこよなく美しいことのように見えるもの。女だとか子供だとか、また積み上げられた金銀の山、立派な馬、家畜、それに田畑。だがこのようなものはみな現世の楽しみにすぎぬ。本当に素晴らしい拠りどころはアッラーのお傍だけにある。(3:13(14))
言ってやるがよい「おい、そんなものよりはるかによいものがあるのを教えてやろうか。神を畏れかしこむ人々は、いまに神様のところでせんせんと河川流れる楽園に入れて戴いて、そこに永久に住みつき、清浄な(※つまり処女ということ)妻を幾人もあてがわれ、アッラーの特別の思召しを頂戴する(3:14(15))
一面の緑の園、見はるかす葡萄畑。また、胸のふくれた乙女たち、年齢ごろも丁度似合い。それに溢れる盃なみなみと。(78:31−34)
注がれる酒がまた封印つきの最上品で、しかもその封印が、なんと麝香とは―さ、このような(素晴しい酒)が欲しいと思ったら、そのつもりで大いに努めはげむがよい―(83:25−26)