縄文の精神文化関連文献

安里進(1990)『考古学からみた琉球史(上)古琉球世界の形成』ひるぎ社。

藤尾慎一郎(2002)『縄文論争』講談社。

藤森栄一(1973)『縄文の八ヶ岳』学生社。

福田友之(1998)「青森県域出土の先史動・植物意匠遺物」『東北民俗学研究』6巻、155-174頁。

春成秀爾(1982)「縄文社会論」加藤晋平・小林達雄・藤本強(編)『縄文文化の研究(8)社会・文化』雄山閣、224-252頁。

井戸尻考古館・田枝幹宏(1988)『八ヶ岳縄文世界再現』新潮社。

→「縄文農耕」仮説を写真によって再現。畑に撒かれた土偶の破片から雑穀の芽が生じる写真など、かなりマニアック。

今村啓爾(1999)『縄文の実像を求めて』吉川弘文館。

片岡由美(1983)「貝輪」加藤晋平・小林達雄・藤本強(編)『縄文文化の研究(9)縄文人の精神文化』雄山閣、231-241頁。

→この本は、時代的には古いが、その時点までの縄文の精神文化研究の集大成である。

小林達雄(1994)『縄文土器の研究』小学館。

→縄文土器研究の集大成。

小林達雄(監修)(2000)『全国古代遺跡古墳鑑賞ガイド』小学館。

→カラー版遺跡観光ガイド。縄文時代だけでなく旧石器〜古墳まで扱っている。

日下和寿(1998)「岩手県内の動植物形土製品の集成」『東北民俗学研究』6巻、201-220頁。

九州大学医学部解剖学教室(1972)『山鹿貝塚−福岡県遠賀郡芦屋町山鹿遺跡の調査−』

森川昌和・橋本澄夫(1994)『鳥浜貝塚-縄文のタイムカプセル-』読売新聞社。

武藤雄六(1970)「有孔鍔付土器の再検討」『信濃』22。

中村大(1999)「墓制から読む縄文社会の階層化」小林達雄(編)『最新縄文学の世界』朝日新聞社、48-60頁。

成田滋彦(1998)「縄文時代後期の動・植物意匠文一青森県を中心に一」『東北民俗学研究』6巻、175-186頁。

日本第四紀学会・他(編)『図解・日本の人類遺跡』東京大学出版会。

→この本は、旧石器〜奈良時代の日本列島の遺跡の分布と出土品をわかりやすくまとめた教科書的図鑑

西宮紘(1992)『縄文の地霊一死と再生の時空一』工作舎。

→物理学出身の著者が縄文の精神文化に挑むという斬新な試み。内容はおもしろいが思いつき的なものが多く、物理学の専門知識もあまり生かされていないのは残念。続編を期待したい。

岡村道雄(監修)(2000)『全国訪ねてみたい古代遺跡100』成美堂出版。

→カラー版遺跡観光ガイド。縄文時代だけでなく旧石器〜古墳まで扱っている(が、旧石器遺跡情報にはもう使えないところもある。。。)

岡村道雄(2002)『縄文の生活誌(改訂版)』講談社

岡本太郎(1973)『日本の伝統』講談社。

→1952年に発表された、日本美としての縄文美術礼賛宣言「縄文土器」が再録されている。

佐藤智雄(1998)「北海道の動植物を意匠する製品」『東北民俗学研究』6巻、121-154頁。

鈴木道之助(1991)『図録・石器入門事典<縄文>』柏書房。

→縄文文化の石器集成。

秦昭繁(1998)「山形県内出土の動植物形土製品」『東北民俗学研究』6巻、227-238頁。

高橋学(1998)「秋田県における動植物を意匠文とする土器・土製品」『東北民俗学研究』6巻、187-200頁。

戸沢充則(編)(1985)『探訪、縄文の遺跡(東日本編・西日本編)』有斐閣。

→やや専門的な遺跡ガイド。すこし古いが、古典的な遺跡がそれぞれの専門家によって解説されている。

土取利行(1990)『縄文鼓』ビクターエンタテインメント。

土取利行(1999)『縄文の音』青土社。

→縄文の太鼓を再現し演奏。下は同じ土取氏の縄文音楽論

上野佳也(1983)『縄文人のこころ』日本書籍。

梅原猛・渡辺誠(1989)『人間の美術(1)縄文の神秘』学習研究社。

→日本美術全集の一巻。大胆な解説は必ずしも実証的とはいえないが、写真は凝っていて美しく、美術全集としては秀逸。

渡辺仁(2001)『縄文土偶と女神信仰』同成社。

→「殺された女神」説に反対しつづけた碩学の遺作。

山口晋(1998)「福島県内出土の動植物意匠をもつ縄文時代の遺物」『東北民俗学研究』6巻、239頁。

山内清男(1964)「縄紋式土器・総論」『日本原始美術1 縄文式土器』講談社。

吉田敦彦(1997a)「柄鏡形住居に見る女神の子宮と産道の表現」『古代日本人の信仰と祭祀』大和書房

吉田敦彦(1997b)『縄文の神話』青土社。

→神話学者が縄文土器を読み解く。

| 蛭川研究室 | 仮想人類学博物館 |

このページの内容にかんするご意見・コメントをお待ちしています。hirukawa@edogawa-u.ac.jpまで。(2003/2546-02-28 蛭川研究室)