X線CTによる構造観察の結果、結晶セルロースを添加することで、気泡が偏ることなく均質に存在している状態が確認でき、エアイングミキャンディを作製することができた。また、密度は攪拌時間が長くなるほど低下した。破断強度試験の結果、エアイングミキャンディの破断点はゼラチン単独のグミキャンディと比べて低応力、高歪率を示した。また、攪拌時間が長いものほどこの傾向は大きくなり、破断応力と密度には相関が見られた。アロマリリース分析の結果、レトロネーザルをイメージした測定で、ゼラチン単独よりもエアイングミキャンディのアロマリリース量が高くなった。以上の様に、気泡を保持させることで新たな物性とより強いアロマリリースを示すグミキャンディを作製できた。