3種類のグルテンA, B, C単独と、A, B, Cを任意の比率で配合したグルテンのそれぞれ6種類を小麦澱粉と混合し、押出式の製麺機で麺を作製した。物性については、茹で麺を破断強度試験と引張試験で測定した。また、構造については、生麺を切り出し、そのまま観察した「未破壊サンプル」とそれを引き伸ばし、伸展させた「破壊サンプル」のグルテン構造を走査型電子顕微鏡で観察した。
【結果】破断強度試験の結果、再構成麺においてもグルテンの混合による相乗効果が認められた。さらに、走査型電子顕微鏡を用いた構造観察の結果、C単独は粒子状に繋がっている特徴的な構造が観察された。これら、再構成麺におけるグルテンの微細構造と物性と食感の関係について報告する。
1)2016年日本食品科学工学会第63回大会 要旨集 p.101 2Gp2
2)2017年日本食品科学工学会第64回大会 要旨集 p.74 2Ap5