官能評価のコレスポンデンス分析の結果、11種類のドリンクヨーグルトは(a)さらさら・すっきり、(b)なめらか・ふわふわ、(c)とろとろ・口残りがある、の3つの感性食感グループに分類できた。各グループから1種類ずつA,B,Cを選び、物性測定および構造観察した。物性測定の結果、複素粘度はB,C,Aの順に大きかった。CLSMを用いた構造観察の結果、Aでは均一なサイズの脂肪球が観察された。一方でB,Cでは、様々なサイズの脂肪球が観察された。また、SEMを用いた構造観察の結果、Aではカゼインミセルがランダム凝集している様子が観察された。一方で、B,Cではストランド状の構造が観察された。以上の結果より、感性食感と物性・構造の関係を考察する。