Q1. 何をやっているのですか?
「モノ作り」の研究室です。「モノ」は、薄膜・半導体・ディスプレー・デバイス (素子)・電子回路・ソフトウェアー・真空装置・デバイス作製装置・デバイス評価 装置・実験用プログラムなどを対象としています。「モノ」を作るために、機械工作・ 電気回路配線・電気回路工作・電子回路工作・プログラム作成・ネットワーク技術・ 通信伝送技術・化学実験・物理学実験などの幅広い手法を用います。具体的には、ド ライバー・とんかち・コンピュータ など日常よく用いられる道具から、イオン・原 子・電子・光・LASER・などを駆使した精密で複雑なシステムも活用します。色々なことをやってみたいといった欲張りな人・プラモデルを作ることやパソコンいじりが好きな人・ 新しモノ好き・体を動かすことの好きな人・じっくり考えることが好きな人達は、研 究室で十分楽しめると思います。アニメチックで仮想的なことや空想的なことばかり 思考をする人、科学技術とエンターテーメント開発を区別できない人、ゲーム感覚の 人は望みません。
Q2. 就職の際にメリットはありますか?
多くの学生が進学しており、就職に関しては堅調です。進学する学生の中には明治大学大学院ばかりでなく他大学への進学者も含みます。大学院への進学は、卒業生が
社会で十分活躍していくために必要であると考えていますが、本人の適正や将来の希望などを交えて相談しながら進路を決めるようにしています。会社では、「二軍 選手」ではなく「一軍選手」として活躍してもらいたいと願っています。ドラフト候
補選手のようにチーム(企業)が魅力を感じる学生に鍛えることを目標にしていると ともに、本人の将来へ対するビジョンに最も有利な進路を議論するよう努めています。
一般的に、学生の視界は狭くなりがちです。また、閉鎖的な環境からは社会の要求が感じられません。従って、企業戦士・他大学教員・他大学大学院生・卒業生など、色々な方と接触できるようにしています。
「研究室による就職の差別はしない」というのが学科のルールであり本人の力量が就職には影響します。力量は個人的な努力の問題ではありますが、意識の高揚と効果的な環境の提供により社会性に富んだ電気電子生命学科のエリートに鍛えあげられれば、必然的に他の研究室では得られない就職におけるメリットが獲得できることになります。目的意識の高いメンバーがお互い刺激し合うことは重要でしょう。これまではともかく、将来のことを真剣に考え自分を磨いてみたいと望む学生に集まってもらうことを期待します。
Q3. デバイスって何ですか?
直訳すれば「素子」です。私達の研究室では、電気を光に変えたり、光を電気に変え たり、光信号を制御したり、実際に色々な機能(動作)をするデバイス(即ち原子の 配列から装置を組み合わせたシステムまで)を研究対象とします。
Q4. 成績はどのようにつけますか?
卒業研究・ゼミナールの成績判定方法はシラバスに記載しております。ゼミナールの判定は、基本的には卒業研究を進めるための準備状況になります。学生の自己申告で成績を付けた年もあります。
Q5. ゼミは何曜日?
2013年度は、火曜日の2限を予定しています。希望により変更することもありえます。
Q6. 卒業研究はグループでやりますか?それとも個人ですか?
個人で行っている人と、グループで行っている人がいます。グループで行っている場 合も、それぞれが役割分担しており、卒論は一人でまとめてもらいます。逆に、個人 でやっている人も研究室のメンバーや外部研究者と協力しながら実験を進める場合もあります。研究テーマ、研究の進め方は本人の希望と適性を考慮の上決定します。
Q7. 3年次には、どんなことをしますか?
週一回のゼミです。ゼミの内容はシラバスに記載されております。他の研究室でも同じでしょうが、2月の中頃から卒業研究を開始します。 ゼミ時間とは別に、数回実験室にきていただくことがあるかもしれません。また、卒業研究のテーマを決める参考に、研究所見学を行います。コンパ、旅行などはこちらから企画することはありません。積極的に実験室に来ることを お勧めします。
Q8. 先生はきびしいですか?
学生達は厳しさを感じる時もあるようですが、 研究室では想像上に楽しく過ごしていると思います。
Q9. どんな科目を履修する必要がありますか?
特に必要な科目を指定しません。自分で判断し、バランスよく履修してください。成 績表を見せていただければ、個人的にアドバイスします。電磁気学・電子物性・オプトエレクトロニクス・などは最低限履修をすることを勧めます。
Q10.他に推奨する研究室はありますか?
普段から主張するように、人によってお似合いの研究室は異なると思います。表面的な様子やキーワードに踊らされず、自分に似合った研究室を選んでください。
[Back]