INTRODUCTION

はじめに


プロデューサー
金子 真紘 より ご挨拶


今年度、第19回明治大学シェイクスピアプロジェクトのプロデューサーを務めさせていただきます、文学部2年の金子真紘と申します。


昨年度の第18回公演では、MSP史上最大人数の192名のカンパニーメンバーと共に、席数制限を設けた上で、アカデミーホールでの実に2年ぶりとなる有観客公演を行うことができました。


続くコロナ禍の中、非対面での活動が浸透した社会で、お客様の目の前で劇を上演するということ、そして、アカデミーホールで代々上演されてきたその伝統を引き継ぎ、観客の皆様へMSPの“演劇”をお届けできたことは、社会にとっても、メンバーひとりひとりにとっても、大変意義のある公演だったのではないかと感じております。


今年度の演目は『夏の夜の夢』と『二人の貴公子』の二本立てです。昨年度公演された『ロミオとジュリエット』の物語とはうって変わったシェイクスピア随一の喜劇作品たちを、閉塞感漂う今の時代へ新たな笑いの風を吹き込む切っ掛けとして、皆様にお届けできる日を心待ちにしております。


今年でMSPは結成から19年を迎えます。

節目となる20周年を前に、これまでMSPを支えてくださった皆様へ厚く御礼申し上げると共に、受け継いだ伝統の志を胸に躍進し続けるMSPの姿をこれからも暖かく見守っていただけましたら幸いに存じます。


それでは、舞台の幕が引かれ、夢から覚めるその時まで、どうぞよろしくお願いいたします。


2022年3月10日 金子 真紘


演出
養父 明音 より ご挨拶


本ページをご覧の皆様、明治大学シェイクスピアプロジェクト公式HPへお越しいただき、誠にありがとうございます。

第19回公演『夏の夜の夢』『二人の貴公子』の演出を務めさせていただきます、文学部3年の養父明音と申します。


今年で19回目を迎える明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)ですが、その第1回が上演されたのは2004年の11月、なんと私がまだ2歳の頃です……!

歴史と伝統、そしてそれらを築き上げてくださった数多の先輩方の想いを改めてひしひしと感じ、身の引き締まる思いです。


実は私、これまでに一度も舞台の演出をしたことがありません。

演劇に関わり始めたのも大学に入ってからで、MSPには過去2回演出助手として参加させていただきました。

こんな私にこのような光栄かつ責任重大な役目が本当に務まるのだろうか……いや、こんな私だからこそできることがきっとあるはず!

そう信じて、突き進んで参ります。


今回の演目である『夏の夜の夢』と『二人の貴公子』。

これら二つの物語世界は、ちょうどパラレルワールドのようになっています。

どちらか一方だけを観てももちろん面白いし、両方観たらもっと面白い、そして最高に笑える上演を目指します!


みんなで一緒に「おかしく」なりましょう♡

よろしくお願いします!


2022年3月10日 養父 明音