第18回 明治大学シェイクスピアプロジェクト ロミオとジュリエット
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55コロナ禍の「恋愛悲劇」 本プロジェクトは、特色ある教育プログラムとして2004年に開始され、学生演劇公演としてはわが国最大級の規模を誇っております。コロナ禍の昨年の公演は、無観客・生配信という新たな様式を試み、総再生回数は1.1万回を突破しました。 本年の公演は、本学創立140周年記念事業の一環として、シェイクスピア作品のうち最も人気の高い『ロミオとジュリエット』を取上げ、昨年の経験を踏まえた新たな演劇の可能性の拡大をめざします。 人類は人と物の効率的な集積に伴う「出会い」によって新たな価値を創造してきました。新型コロナ感染症は、人類の文明と都市生活の基盤となる「集積」を不能にする「危機」を孕み、さらに、今日「病気が不安を呼び、不安が差別を生む」状況(日本赤十字社)をもたらしています。同様の状況にあった16世紀のペスト禍で創作された「恋愛悲劇」の本公演がこの危機と現状にいかなるインパクトを与えうるか、ご期待ください。初めてのシェイクスピア 手塚治虫の『鉄腕アトム』の中に『ロビオとロビエット』というエピソードがあります。小学生の時に読んだこの漫画がシェイクスピアとの初めての出会いでした。高校時代に観てマイベストミュージカル映画になったウェストサイド物語も『ロミオとジュリエット』を下敷きにしています。今年はこの最も有名な作品に第18回シェイクスピアプロジェクトで出会うことができるので大変楽しみにしています。コロナウイルス感染症によって活動にさまざまな制約がかかる中で、学生の皆さんは工夫を重ねて舞台を創り上げました。コロナを吹き飛ばしてください。 コーディネーターの井上先生をはじめとして学生の指導に当たられた先生方、関係者の皆様、ご支援をいただいている諸団体の皆様には、困難な状況下で例年にも増して多大なご支援と賜りました。厚くお礼を申し上げます。

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