第18回 明治大学シェイクスピアプロジェクト ロミオとジュリエット
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(有限会社ワンダースリー)(劇団キンダースペース) 音響指導舞台監督浦崎貴村信保(むらのぶ たもつ)1988年、劇団キンダースペース入団。同劇団公演25作品に出演する傍ら、地域での演劇ワークショップ講師も疎める。ここ数年は、演出部・舞台部として他団体でも精力的に活動を続けている。(うらさき たかし)1994年、有限会社ワンダースリー設立。以降、数多くの演劇、舞踊、リサイタルのプランニング、オペレーション、また多くの商業施設の音響プランを手掛ける。現在も第一線で活動中。 MSPの魅力の一つに、学生翻訳チーム “コラプターズ”の存在があります。 現代の若者の感覚から生まれる言葉を、若者達が操る事で、物語がわかりやすく伝わるのが見事だなあと毎年感心しています。 台本を読んだだけでは、違和感のある言葉があったとしても、しっかりと稽古を重ねていくうちに、言葉がスーッと入ってくるようになるのがとても面白いのです。 今年もとても魅力的な台本が出来上がりました。そして、顔合わせがあり、本読み、夏休みの稽古がスタート。 舞台美術も幾度もの打ち合わせを重ねて、方向性が固まってきました。 しかし、これらは全てZoomで進行しているのです。 約200名という大所帯での船出ですが、なかなか先行きがハッキリしてくれません。 それでもPC画面越しの皆の表情は明るくて、意見もアグレッシブなのに救われています。 今は8月末、公演まで2ヵ月とちょっとです。11月にお客様の前で上演出来る事を願いながら、歩みを進めていきます。 昨年は劇場ではなく配信のみというイレギュラーな形態での開催でした。 まったく別空間での公演でしたが、逆にそれをうまく使って映像作品として表現できていたのではないかと思っています。私も今年で7回目の参加となりました。 今回はホームグランドであるアカデミーコモンに帰ってきました。 『ロミオとジュリエット』という超有名な作品です。 MSPの皆さんも日々それぞれの完成度をあげようと苦労しています。 限りある時間の中でそれぞれのパート毎にギリギリまで良いものを追求し最終的な形に仕上げる事は、非常な困難を伴うものだからです。 制約のある時間で精度を上げてより高いところに着地する。みんなが同じ意識を持って一つのテーマに向けて進行する。自身のポジションに対するプレッシャーに決して負けない。この3つをクリアしないといけないからです。 私が参加させていただいてから、団体の規模もかなり大きくなっています。 今回もMSPの皆さんの持つ瑞々しい感性を表現した作品になればきっと多くの人に喜んでもらえる素敵な作品が出来上がることと思います。 今年も微力ながらそのお手伝いが出来れはいいなと、と思っています。2727

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