第18回 明治大学シェイクスピアプロジェクト ロミオとジュリエット
26/40

‐Proffesional staff of Romeo and Juliet‐(株式会社塚本ライティングデザイン)(舞台美術デザイナー/兼任講師) 照明指導美術指導塚本悟上田淳子(うえだ じゅんこ)演劇・ミュージカル・イベント等舞台デザイン活動を行う。又、多摩美術大学・東海大学・日本大学・埼玉県立芸術総合高等学校にて現在講師を務める。「劇場美術デザイン史」「演劇舞踊論」「舞台美術論」「応用舞台芸術」「教育心理学」「コミュニケーションスキル」など。(つかもと さとる)日本大学芸術学部にて演劇を学び、株式会社アート・ステージライティング・グループに入社。吉井澄雄、沢田裕二両氏に師事し照明デザインを学ぶ。1997年照明家協会大賞、文部大臣奨励賞を受賞。現在、株式会社塚本ライティングデザイン代表取締役。日本大学芸術学部非常勤講師。都立総合芸術高校市民講師。MSPアドバイザー。 MSP公演に当たり、演出を担当する学生によるコンセプトが提示されます。 自分たちなりのメッセージを作品に投与し、新たな世界観を打ち出すもので、その意図を直接聞く場にいる者にとっては、とても興味深いものです。  しかし、この意図を初見の観客に如何に伝えるか、これは、重要な課題でもあります。 特にメジャーな作品であればあるほど、原作が紡ぎだすその美しい世界観のファンは多いはずで、本年度の『ロミオとジュリエット』は、正にその代表的な作品です。  2021年MSPが創り上げる『ロミオとジュリエット』が、学生演出が意図したメッセージ(開演前を配慮し、明記は避けます)と、原作の世界観との融合を果たし、いかなる状況下に置かれていても、演劇を謳歌している学生から発信する新たな作品となっていることを、期待しています。 『ロミオとジュリエット』は世界中でストレートプレイ、映画、オペラ、バレエ、ミュージカルと数えきれない程公演されています。  若い恋人たちが社会の障壁をはねのけて愛を成就させようとする姿は、同世代のMSPメンバー キャスト スタッフはリアルに感じられることでしょう。  同世代としての今だから表現できる自由と攻めを精一杯発揮して、これぞMSPという『ロミオとジュリエット』を作り上げてほしい。  照明指導としてMSP出身の照明家山本創太氏と一緒に幾ばくかの力になれれば幸いです。  照明部メンバーがチームワークを元にチャレンジ感覚を最大限に発揮して、客席に若いエネルギーが溢れる『ロミオとジュリエット』を届けられるように協力します。2626プロスタッフ紹介

元のページ  ../index.html#26

このブックを見る