F3RC参戦
9月7日(日)に開催されたロボットコンテスト、F3RCに1・2年生が参加しました。
F3RCとは
F3RCはRobot Contest of the Freshmen, by the Freshmen, for the Freshmen、すなわち新入生の新入生による新入生のためのロボコンを表し、毎年様々な大学の1、2年生が参加します。
この大会はNHK学生ロボコンの足掛かりとして開催されており、毎回学生で構成される運営が考えたオリジナルのルールが特徴的です。
競技内容
今回の大会のテーマは「発電所」。
コントローラーで操作するロボットと自動で動くロボットの2台を使ってパーフェクト状態のPower On!を目指します。
競技フィールドには石炭を模したスポンジと石油缶を模したからのプラスチックの水筒が3つずつ置かれ、これらの燃料を発電所を模した箱に入ると得点となります。
またフィールドの高所には電線を模した園芸用の支柱が3本架けられており、これを所定の位置に架けなおすと得点になります。
競技時間は3分で、時間内に以上をすべて行った上で、どちらかのロボットがゴールゾーンに入ることでPower On!達成となります。
チーム紹介
我々オートメーション研究部からは3チーム出場しました。
A. Aぇ感じの発電所
カラフルなチェーンを歯車で回し、チェーンについたかぎ爪で3つの電線を持ち上げて架ける機構が印象的です。
また、送りねじというねじを回してアームを開いたり閉じたりすることで石油缶を3つまとめて掴む機構が特徴的です。
1人1人がアイデアを出し、それを試行錯誤を重ねながら形にしていくいいチームでした。
B. ハイハイン(仮)
モーターの回転運動をそのまま使って電線を回収し、順番に送っていくことで1つずつ架けられる機構が印象的です。
また、石炭を回収するショベルのような機構にも注目です。
未経験者が多く大変なことも多かったと思いますが、最後まで諦めずショベルの機構が石炭を回収した瞬間の感動は今でも忘れられません。
C. 生田電力送配電
経験者が多く、エアシリンダーの上下運動を利用して堅実な機構を作り上げていました。
電線の回収も燃料の持ち上げもエアシリンダーで安定して行うことができます。
本番ぎりぎりまで稼働テストができていませんでしたが当日はしっかりと動きました。
結果
Cの生田電力送配電が予選を突破し、決勝トーナメントまで勝ち上がりました。
決勝トーナメントでは惜しくも敗れてしまいましたが、その際の対戦相手は優勝チームで、よく検討したと言えるでしょう。
また、Cチームは特別賞としてスポンサーの白銅株式会社様から白銅賞をいただきました。
A、Bチームも惜しくも予選敗退となりましたが、去年、一昨年の機体が本番にまともに動かなかったことを考えると大きな進歩です。
やはり一番大切なことは楽しんで制作に取り組み、成長することだと思います。
そういう意味では、今回の大会は大成功だったのではないでしょうか。
応援に来てくださった父母会の方々と戯れる様子