/ 鈴木勇気

　コンピュータミュージックでは、多くの音響プラグインソフトウェアが用いられる。それらのソフトウェアの中には、ユーザ自身がパラメータを調整する必要があるものもあり、このような設定は、操作に不慣れなユーザにとっては難しく感じると考えられる。
　そこで本研究では、平面探索手法と対話型進化計算を用いた新しい音響エフェクタのパラメータ設定法を提案し、コンピュータミュージックにおける制作に不慣れなユーザの操作を支援することを目的とする。また、提案したシステムを実装し、実際にユーザに利用してもらうことによって、音響エフェクトにどのような変化が得られるかを検証する。