動物生産学研究室

教授 纐纈雄三

 米国ミネソタ大学獣医学部に11年間勤務後、日本で新しい動物生産学を切り開きたいとして帰国し明治大学農学部に勤務しています。 研究の方向は、サイエンスを基礎として、生産する側に立った動物生産システムとその周辺の研究です。 応用科学の一部として目的志向型の研究を目指しています。 研究の分野は、獣医疫学(生産疫学)を応用した生産問題パターンとリスク因子の関係探査、 動物の群と個体の繁殖成績、豚栄養、農場における動物行動学です。 また日本の動物産業界への大学からの貢献として農場段階での動物福祉・ 人と動物の絆・環境問題・食品安全を考え消費者に働きかけること、 さらに将来的には農場動物の行動の遺伝子への結びつきとも取り組みたいと思っています。

ゼミ研究において、実社会で応用できる専門分野である生産疫学(Production Epidemiology )を深めることを第一に考えています。生産疫学は,獣医疫学から創り上げてきた疫学領域で、 農業動物生産における問題パターンの発見とリスク因子を探査する学問です。 疫学の研鑚のために不可欠なスキルである情報技術、医学統計技術、研究デザイン、 専門英語力は、広く実社会でも応用できる力となります。研究結果をまとめ、 学会で発表したり学術誌への投稿することを通じて、学術としての基礎体力である、観察力、仮説を考える力、 書く力やプレゼン力等のコミュニケーション力もつきます。一人で完遂できる研究はありません。 同期生が一つのチームとしてデスカッションのなかで、学び合い励ましあい、 さらに上級生になれば下級生を育てていくこと必要があります。 研究を通じて、自ら学び、アイデアを練り、チームワークを育て、プロジェクトを最後までやり終える中で、 実社会でユニークに生き、どのような場所にあっても、オリジナルな仕事ができる人に成長してもらいたいと思っています。




  • 2年間で4週間毎の26期間での子豚数のばらつき
  • 黒豚母豚と交雑母豚の生涯成績と生存確率比較
  • 離乳後6日以内の雌豚のリスクアセスメント
  • 夏場の季節変動による農場の経済評価
  • 繁殖雌豚の再種付けに関する経済評価
  • 犬の糖尿病に関するリスクアセスメント
  • 黒豚母豚と交雑の繁殖成績比較
  • 夏季に分娩死亡子豚割合の高い農場のリスク因子
  • 夏季にWMI1-6の低い農場のリスク因子
  • 妊娠初期の受胎・妊娠障害のリスク因子