本講義では，多くの機械エンジニアにとって必須のテーマ，コンピュータ・プログラミングの基礎を扱います．
現代の機械はそのほとんどすべてがコンピュータによって制御されているか，計測されています．コンピュータによって計測・制御するためには，回路を作ると共に，ソフトウェアを設計，製作しなければなりません．このプログラムを作るのは，機械のことをよく知る，機械系の人が行うことが最も適しています．ここでは，コンピュータのプログラムの作成方法について，その初歩を学びます．（回路の設計については，メカトロニクス実習で学習します）
担当 川口達也
教室
TA 若林悠樹，佐々木蒼（ロボット工学（黒田）研究室）
担当 黒田洋司
教室
TA 前川佳紀，田中拓真（ロボット工学（黒田）研究室）
A201, A202（いずれも情報処理端末があります）
0601（CALL教室．予備）
今年度は再履クラスはありません．それぞれの組で受講してください．
コンピュータ言語と英語などの言語は，意思を伝える相手が人間かコンピュータかの違いであり，英語などと同質の「言葉」の仲間です．従って，習得する最も効果的な方法は，「使うこと」です．プログラムをたくさん作り，試すことを繰り返して初めて習得可能になります． 今後も必要な技術ですから，自宅のコンピュータで使えるようにしよう．
今後，授業を進めていく過程で，大学の内部ネットワーク（イントラネット）MINDに接続する必要があります． これは大学の外にいながらにして，仮想的に大学内にいるのと同じネットワーク環境を作り出すもので， VPN（Virtual Private Network）と呼ばれています．以下に設定方法が書かれています．こちらを参考にして VPNの設定を各自済ませてください．
MinGW+VS Codiumを自分のPCにインストールして使う場合
UnixやLinuxで用いられる最新の開発環境を利用できます．MinGWはこれらの環境をもっとも簡易に使えるようにしたものです． （この環境を入れた場合は，別途エディタを入れる必要はありません）．詳しくは以下のページへ
上記の"MinGW+VS Codium"のシステムはポータブルなので，自分のUSBメモリ上に
展開して使うことができます．すなわち，
Embarcadero C++ Compilerを自分のPCにインストールする場合
必要にして十分な機能をもつC＋＋コンパイラがフリーで利用できます．大学の情報処理端末にもこの環境はインストールされています． Embarcadero C++ Compilerのインストール方法は以下を参考にしてください．
プログラムを入力するためにはエディタが必要です．
Windows用エディタ
Windows10からは，Windows上でLinuxをエミュレーションできる機能（WSL: Windows Subsystem for Linux）が標準で組み込まれました． この機能を使うとWindowsを停めることなく，窓の一つでLinuxを動かすことができます．当然C++コンパイラ（gcc/g++）も利用できます． Windows10ユーザーにとっては最もお手軽にLinuxを利用できる手段です． 次期WindowsはLinuxベースになるとも言われているので，この方法を用いるのが将来的にはもっとも適切かも知れません．
Macの場合はXcodeをインストールします．Xcodeをインストールすることで，最強のコンパイラの一つである gcc や g++ が利用できるようになります．以下のリンクにXcodeをインストールする方法があります．Xcodeは無料で利用することができます．入手はApp Storeから．また，検索すれば，Xcodeに関する数多くの情報が入手できます．
Mac用エディタ
他に，MacでWindowsまたはWindowsアプリケーションを動かすという手もあります．これを使えば，Mac上でEmbarcadero C++を動かすことも可能です．実際に動かすには，商用のアプリケーションを利用するか，または無料のソフトを導入する必要があります．無料ソフトの導入にはそれなりに知識が必要です．
例えば，Linuxを導入する．ソフトウェア開発環境としては最強かつとても軽い．最新のロボット開発や人工知能などの研究開発はみなこれで行われている．しかも導入は無料でできる．
自宅などに，